JALがピンチな理由
「今、JALのことが話題になっていますが、姉さまはどうして、そこまで経営状態が悪化したと思います?」
「人件費が高いからじゃないの?
パイロットはかなりの高給取りだって、聞いたことがあるし」
「いいえ、姉さま。
平均年収は、ANAの方がJALよりも上なんです」
ANA、JALでは年収2,000万円前後が相場
主な航空会社のパイロットの平均年収
ANA(全日本空輸) 2,199万円
JAL(日本航空) 1,964万円
スカイマーク 619万円
平成20年03月現在。(各社有価証券報告書より)
(時給で換算すると、やっぱりANAよりもJALの方が高くなるそうです)
「スカイマークは安さを売りにしているので、人件費をあまり高くできないんですよ。
給与をANA、JALレベルに上げると、経営危機に陥ると思います」
「話がずれてしまったわね。
それで、JALの経営悪化の原因は人件費が高いのではないのなら、一体何なの?」
「JALの経営悪化の原因は大きく分けて、2つあると思います。
1つは企業年金が高すぎることです」
「企業年金とは企業が社員に対して、設ける私的年金制度のことですね。
それで、肝心のJALの企業年金の額はと言うと、約25万円だそうです。
ANAの企業年金は約9万円ですので、JALの企業年金の高さがお分かりいただけると思います」
「ANAの約2.7倍じゃないの!!
そんなに払っていれば、経営難になるのも分かるような気がするわ」
「ANAの社債が3.3%程度。
2009年度秋の個人向け国債(変動10年)の利率が0.53%ですから、いかにJALの社債の利率が高いかがお分かりいただけると思います」
「個人向け国債の約18倍じゃないの!!
どうして、JALはこんなに高い利率で社債を発行しているの?
もっと、低い利率で発行すればいいじゃない」
「どうして?ANAはJALよりも利率がずっと低いじゃない!!
ANAができるなら、JALだってできるのではなくて」
「いいえ、姉さま。
おそらく、無理だと思いますよ。
ANAと同じ利率では、買い手がつかないと思いますから」
「それは、同じ利率なら、人はANAの方を選ぶと言うことかしら」
「ええ、そうです。
債権を選ぶ時に重要となるのが、信用力と利率です。
信用力が高いほど、貸したお金が返ってくる確率が高いですから、人は同じ利率なら、信用力の高い方を選びます。
つまり、JALの債権は信用力がよくないので、利率を高くしないと買ってくれる人が集まらないんです」
「そうして、利率を高くした結果、借金が膨れ上がったってわけね。
これなら、無理に債権を発行するより前に、民事再生法の適用なりを受けていた方がよかったのではなくて?」
「ええ、その通りだと思います。
民主党は銀行に債権放棄を呼びかけたりして、JALを再建させようとしていますが、時間が合ったにも関わらず高コスト体質から脱却しなかったJALに公的資金を導入してまで救う価値があるとは思えません」
「他の人はどう思っているかと言うと、このようになっているわね」
元客室乗務員の私が思う「日本航空の問題点」 あなたは公的資金導入に賛成ですか、反対ですか?
「見て分かるように反対意見の方が賛成意見を大きく上回っています。
度々、民意、民意と言ってきた民主党の取る選択とは思えませんね」
「あいつらの言う民意なんてものは、自分の意見を都合の良いものにするための道具でしかないのよ。
一体、何人の人間がその言葉に騙されたのやら。
それにしても、うp主は一新を一身と変換ミスしてるわね。全く、記事をアップする前にしっかり確認しろと、何度言ったら分かるのかしら?」
アイコンは「Blue Forest Material」さんのものを使用させていただきました。
| 固定リンク









コメント
ちなみにANAのパイロットの給料がJALのより高い理由は、一人当たりの飛行(業務)回数が多いからです。 JALは人数に余裕があり、一人当たりの飛行回数が少ないんですよ。
時給換算するとどうもJALの方が微妙に高い、という話です。
必要以上にパイロット抱えてるんだからそれにも無駄なコストがかかっているのは間違いないです。
JALには無駄が多すぎるw
投稿: にぱっ☆ | 2009年11月11日 (水) 13時54分
>にぱっ☆さん
ご指摘、ありがとうございます。
時給換算にするとJALの方が高くなるんですか。
そうなると、救いようがないですね、この会社。
投稿: ニゲロンパ | 2009年11月11日 (水) 19時39分